【実体験】30代主婦がADHDと診断されるまでの過程を説明

ADHD、障害者手帳関連

本記事では私がADHDと診断されるまでの実体験について記載しています。自身のことをADHDなのでは?と少しでも疑っているような方診断を検討している方等は参考にしていただきたいです。

そもそもADHDってどんな病気?

最近ではADHDという病気について社会的にも認知されてきていますが、あらためてADHDがどんな病気なのか簡単に説明させていただきます。(既にご存知の方は読み飛ばしていただいて構いません)

ADHDとは発達障害の一つで、別名では『注意欠陥・多動性障害』と呼ばれています。

ADHDの主な症状は不注意、衝動性、過活動と分類されているようです。言葉だけだとあまり具体的な症状がピンとこない方もいらっしゃるかもしれないので、それぞれの一般的な症状例を以下に記載しておきます。

【不注意】
 ・よくケアレスミスをする
 ・物事を忘れやすい
 ・一つの作業に集中できない
【衝動性・過活動】
 ・黙ってじっとしていられない
 ・人の話を遮って話す
 ・絶え間なく話す

私…ADHDでは?ADHDを疑ったきっかけ

私は小さな頃から物忘れ、ケアレスミスが多く、周囲の人から注意されることがたくさんありました。

そういった悶々とした日々を過ごしている中で、ある日のテレビ番組にてADHDという病気の存在を知りました。最初はこんな病気あるんだー。くらいに見ていたのですが、ADHDに該当する人のチェックリストがテレビ上に映し出された際に愕然としました。

<strong><span class="fz-16px"><span class="fz-14px">私</span></span></strong>

このチェックリスト…私の取扱説明書ですか?

その時は10個以上のチェック項目がありましたが、9割くらいは当てはまっていました…笑

これが、ADHDという病気を認識し、自身がADHDなのでは?と疑ったきっかけです。

現在では、ADHDのチェックリストはネット上に多く公開されており、セルフチェックできるサイトもあるようですので、気になる方は実施してみてはいかがでしょうか。(”ADHD チェックリスト”等で検索すればたくさん表示されるはずです)

いざ病院へ!診断の流れは?

診断までに実施したことのおおまかな流れは以下の通りです。

1.病院探し ★重要★
2.病院でのカウンセリング
3.WAIS-Ⅲ知能検査

それぞれの実施項目について説明していきます。

病院探し ★重要★

まず、結論から記載しますが、私の場合は2つの病院にて診断を受けました

1つ目の病院は、「精神科」「心療内科」で検索して、家から通いやすく口コミが比較的良いという基準で選んだ病院です。

1つ目の病院では最初に渡される問診表と、別紙でADHDのチェックリスト的なものを渡され、ネットのセルフチェックと同じ要領で当てはまる項目にレ点をいれて問診票と一緒に出しました。

通常の病院と同じように医師から診断を受けたのですが、医師からは

<strong><span class="fz-16px"><span class="fz-14px">医者</span></span></strong>
医者

うーん。多分ADHDなんだろうけど…グレーゾーンかなぁ

思わず、『え?なんですか、その曖昧な回答は?』と言ってしまいそうな釈然としない回答でした。

結局、曖昧な診断結果が出されただけで、1つ目の病院での診断を終えてしまいました。

ここで、後日調べたところ発達障害を診療可能と宣伝している病院であっても、発達障害の”診断”を下してくれない病院があるようです。(まさに1件目がそうでした……)

そんな絶望している私が次に頼ったのが、発達障害者支援センターです。

発達障害者支援センターは各県域毎に設置されており、発達障害者への支援を総合的に行うことを目的とした専門的機関です。同じように病院選びに悩んでいる方は絶対に相談することをおすすめします!

 参考:発達障害者支援センター一覧

早速、電話してみて自身の症状について伝えたところ、最適な病院について教えていただきました。

病院でのカウンセリング内容については後述します。

ここで教えてもらった病院にて正式にADHDと診断いただいています。

病院でのカウンセリング

2つ目の病院の初診時にまず持参してきてほしいと言われたのが子供のころの通知表です。私の場合は実家が果てしなく遠い位置にあるため難しいと伝えたところ、口頭での説明で構わないとのことでした。診断では、主に生育歴(小さい頃どんな子供だったか)について色々と聞かれました。

私の場合は子供の時、忘れ物が多く、整理整頓ができていない、提出物がちゃんとできないといった散々な通知表であったと医師に伝えました。大人になってからは、仕事が続かない、覚えられない、遅刻等、様々な悩みについても共有しました。

すると医師からは

<strong><span class="fz-14px">医者</span></strong>
医者

あー。間違いなくADHDですね。後日検査をしましょう。

やっぱりそうですよね!とようやくADHDと診断してもらえたことによる安堵感が広がりました。

WAIS-Ⅲ知能検査

後日、WAIS-Ⅲ知能検査という検査を病院にて実施しました。

あんまり口外してはいけない試験らしいので、超ざっくりと説明しますが『IQテスト+小学校受験』のようなものだと思っていただければと思います。

ちなみに検査時間は2時間あったため終わった時にはヘトヘトでした……笑

診断結果

WAIS-Ⅲ知能検査の結果が出るのを待つ必要があったため、約1か月後に再度病院に行きました。

医師からは検査結果の説明を受け、間違いなくADHDですね。と改めて診断してもらいました。

まとめ

本記事のまとめは以下の通りです。

・ADHDの主な症状は不注意、衝動性、過活動
・病院探しで迷った際には、発達障害支援センターに相談
・病院でのカウンセリングは生育歴について聞かれる
・診断ではWAIS-Ⅲ知能検査を実施

私は、病院にてADHDと診断されたことは非常に良かったと今でも思っています。

今まで出来ていなかったことは病気のせいだったんだと思えることで安心することもできました。

自身のことをADHDなのでは?と少しでも疑っているような方、普段の生活のお困りの方等、本記事を参考にしていただければ幸いです。

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