【ADHD必見】居宅介護サービスをADHD主婦が利用してみた

ADHD、障害者手帳関連

本記事ではADHDと診断された私が居宅介護サービスを利用した実体験についてご紹介します。

利用に至った経緯、利用方法、料金、感想等をご説明しますので、ADHDと診断され普段の生活で疲弊されている方、悩まれている方等、是非ご覧ください。

居宅介護サービス利用に至った経緯

当時私は、子供(2歳、0歳)の育児中で、育児ノイローゼでした。

その際に頼った自治体の家庭児童相談室の方に自身がADHD診断をうけていることや育児、家事等の悩みを伝えると、

<strong>家庭児童相談室</strong>
家庭児童相談室

家事に関しては居宅介護サービスを利用したらどうでしょう?

と言われ、この時に初めて居宅介護サービスの存在を知りました。

簡単に説明すると、発達障害の方には家事の手伝いをしてくれて、自立支援していただけるとのこと。

居宅介護サービスの利用については、自治体の障害者福祉課が何をすべきか教えてくれるとのことでした。

これをきっかけに居宅介護サービスの利用をすることになりました。

詳細については後述させていただきますね。

また参考ですが、家庭児童相談室との面談に至った経緯については、以下の記事に記載していますので、併せてご覧ください。

居宅介護サービス利用前に実施したこと

居宅介護サービス利用前は以下の点を実施しました。

・自治体の障害福祉課に行く
・居宅介護サービス事業所を探す
・障害受給者証の発行
・居宅介護サービス事業所との面談

それでは、それぞれの項目について説明していきます。

自治体の障害福祉課に行く

まず、自治体の障害福祉課窓口に行き、居宅介護サービスを利用したいことを伝えました。

すると、担当者の方から実施することについて細かく教えていただきました。

私が実施したことの詳細は後述させていただきます。

居宅介護サービス事業所を探す

障害福祉課の担当者から居宅介護サービスを実施している事業所一覧を紙面にて貰いました。

この一覧から自身が利用する事業所を選んでください。とのことでした。

家に帰り、事業所一覧をもとに上から順に一件一件電話をかけたところ・・・

<strong>私</strong>

発達障害で、居宅介護サービスを受けたいのですが…

<strong>事業者A</strong>
事業者A

身体障害者や老人専門で発達障害者には対応していません

<strong>事業者B</strong>
事業者B

現在、空きのヘルパー担当がいないため難しいです

というような感じで、連続でお断りされてしまいました……。

心が折れかけ泣きそうになりながら、電話をかけ続け・・・

<strong>私</strong>

発達障害で、居宅介護サービスを受けたいのですが…

<strong>事業者E</strong>
事業者E

了解です。状況について確認したいので、別途面談させてください。

結局、5件目の電話にてようやく利用可能な事業者を見つけることができました。

障害受給者証の発行

障害福祉課に利用する事業者が決まったことを伝えると、次は障害受給者証の発行が必要と言われました。

障害受給者証とは、簡単に説明すると今回ご紹介しているような居宅介護サービスを受けるために必要な証明書です。

ちなみに、障害受給者証は障害者手帳を保有していなくても、発行することが可能なようです。

まずは、障害受給者証を発行するために、後日、自宅で認定調査員の方からヒアリングを受けました。

<strong>認定調査員</strong>
認定調査員

あなたは毎日風呂に入れますか?

歯を磨きますか?

役所の手続きが1人でできますか?

・・・・

といった感じで、あらかじめ用意されている質問項目を順に聞かれる形式でした。

時間は1時間かからないくらいだったと思います。

ヒアリング後、約1か月くらいで障害支援区分が認定され、障害受給者証が受け取れました

私の場合は事業所選定⇒障害受給者証発行という流れで対応しましたが、こちらは自治体によって異なるかもしれませんので、詳細は障害福祉課の方にご確認いただければと思います。

居宅介護サービス事業所との面談

次に、障害受給者証の発行完了後、居宅介護サービス事業所の人と面談をしました。

事業者
事業者

どれくらいの頻度で利用したいですか?
どんなことを手伝ってほしいですか?

というように、実際の利用イメージについてヒアリングされました。

一通り伝えた後、早速次の週から来ていただけるよう調整していただきました。

お手伝いいただいたことの詳細は後述させていただきますね。

居宅介護サービス概要

ヘルパーさんに実施してもらえること

主に、料理、洗濯、掃除の3点対応いただきました。

料理

料理はあらかじめ材料を買い置きしておくと、その材料でたくさん作り置きしていただけました。(家政婦のシマさん的な感じ)

また、○○を作ってほしいとお願いすることもでき、体調が良い時は料理教室みたいに教えていただきながら一緒に作るようなこともありました。

洗濯

洗濯は、洗濯物を干す、畳む、タンスにしまうといった一連のことをしていただきました。

洗濯機内に洗濯物を放置してしまうことが日常の私にとっては本当に助かりました・・・・。

掃除

掃除についても普段するような掃除だけでなく、換気扇掃除、エアコン掃除、窓ふき等、年末の大掃除にて実施するようなこともしていただけました。

また掃除の延長のような形で、引越しの際の荷造り等もお手伝いしていただきました。

居宅介護サービスは日常生活を助ける福祉サービスのため、大掃除や引越し荷造りについては、依頼している事業者、担当員によっては対応不可かもしれませんのでご注意ください。

利用頻度

私の場合は、週2回、1回あたり1時間半、利用させていただきました。

利用可能時間は人によって異なり、障害受給者証発行時に決まる障害支援区分にて決まります

ちなみに私は、1日につき最大1時間半で月20時間までという条件でした。

基本的に固定の曜日、時間に来ていただいていましたが、こちらの都合に応じて柔軟に日程調整させていただくことも可能でした。

利用料金

なんと・・・1回の利用あたり約400円です。

そのため、私のように週2回利用したとしても月に約3200円というお得な料金で利用できました。

こんなに安く利用できて有難い限りです・・・

まとめ

記事のまとめは以下の通りです。

・居宅介護サービス利用したい場合は、障害福祉課に相談
・利用には障害受給証が必要障害者手帳がなくても取得可能
・居宅介護サービスは格安料金で利用可能

居宅介護サービスのヘルパーさんには本当に色々と助けていただきました。

正直、命の恩人と言っても過言ではないくらいです。

ADHDで普段の生活にお困りの方は、是非、居宅介護サービスをご検討いただければと思います。

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